「結婚したらすぐに子ども」じゃないこともある
私は、結婚したら自然と赤ちゃんを迎える流れになるものだと思っていました。
でも夫は、「海外にも行きたい」「お金の準備もまだ」「正直、今はまだ…」と、子どもに対してすぐには意識が向いていなかったんです。
結婚式が終わったら避妊をやめて、あとは自然に任せる感じ。
「できたらいいね」という気持ちはあったけど、本格的な“妊活”ではありませんでした。
この気持ちのズレが、のちに大きな壁となっていきました。
「言わないと伝わらない」でも、「言えばプレッシャー」になる
妊活のことって、すごくデリケートな話題。
私たちも、お互いに気を遣ってしまって、正直に話すのが難しい時期がありました。
ルナルナで排卵のタイミングを共有しても、夫にとっては「義務感」や「プレッシャー」に感じてしまったようで…。
私なりに工夫して伝えたつもりでも、「言葉にされると気が重くなる」と言われてしまって、うまく噛み合わないことが続きました。
私の中では、「自然にできたら嬉しい」という気持ちと、「できないことへの焦り」が同時にあって、どうしたらいいのか分からなくなっていきました。
距離を置いたことで、少しずつ変わったこと
ある時から、私は妊活の話をあえてしないようにしました。
その間に流産も経験し、少し妊活から気持ちを離した時期もありました。
不思議なことに、そんな時から夫の様子が少しずつ変わり始めました。
妊娠の仕組みや排卵について自分で調べてくれたり、「排卵検査薬を使ってみる?」と提案してくれたり。
たぶん、友人たちに子どもが生まれたことも影響していたのだと思います。
夫は、「根拠」や「納得」がないと行動しにくいタイプだったのかもしれません。
腹が立つこともあるけれど
もちろん、過去を思い出すと今でもモヤっとすることはあります。
「なんで、あのとき向き合ってくれなかったの?」「あの時の私は、本当に苦しかったのに」って。
でも、もう後悔しても時間は戻らないし、私自身も少しずつ変わってきた。
今、夫が前向きになってきていることに、少しでも目を向けてみようと思っています。
おわりに
妊活は、一人じゃできない。
でも、夫婦だからといって、いつも同じ気持ちで進めるわけでもないんですよね。
それでも、ちょっとずつでも歩み寄っていけたら、きっと乗り越えられる壁もあると思います。
私たちも、まだ道の途中。
もしこの記事を読んで「うちもそうかも」と感じてもらえたなら、私の体験もきっと意味があるのかなって思います。
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