【妊活ブログ3話】妊娠報告に心がざわつく日。傷ついた心のまま過ごすために。

妊活

2回目の流産と、思いがけない気持ち

2回目の流産。

1度経験していたから、少しは心の準備ができていると思っていたし、前よりも冷静でいられるんじゃないかと、どこかで思っていた。
でも実際は、どうしようもない不安や、虚無感に襲われる日々。

1回目の時は、母や友人に話して、少し心が軽くなった記憶がある。
でも2回目は、誰かに話すことができなかった。
もしかすると、あの時は慰めや共感が欲しかったのかもしれない。
でも今回は、むしろ慰められることが怖くなっていた。
傷ついている自分と向き合うことに、葛藤していた。


他人の妊娠報告で感じるざわつき

SNSでの妊娠報告、街中で見かける妊婦さんや子どもたち。
それを見るだけで、心がざわつく。

もちろん、友人の妊娠は喜ばしい。
でも、続けざまに何人も目の当たりにすると、心が少しずつ蝕まれていくような感覚になる。

比べているつもりはない。
でも、「なぜ私は……」という気持ちが、自然と湧いてきてしまう。

SNSは削除しても、LINEニュースなどで目に入ってくる芸能人の妊娠報告や出産報告。
幸せな話題なのに、どこか胸がチクリとする。


パートナーとの気持ちのすれ違いと、自分の気持ちの曖昧さ

妊活は2人の問題。
だけど、どうしても負担の多くは女性にのしかかる。

夫に対して、悪気がないことは分かっているのに、イライラしてしまうことがある。
一緒に考えていきたいと思う反面、考えすぎて心が苦しくなって、
「もう何も考えたくない」と感じる瞬間もある。

治療に踏み出すことにも、まだ迷いがある。
「治療してまで頑張るべきなのか?」と、自分の中で整理がつかない。

本当は子どもが欲しい。
でも、理想を描くほどに、叶わなかったときの傷が怖くなる。
「孫を見せたい」と思う自分もいるけれど、それって「私がどうしたいか」じゃない。

理想を持ちたい自分と、傷つかないように考えないようにする自分。
心の中で、両方の気持ちが揺れている。


私なりのマインドセット

最近ようやく気づいたのは、妊活を人生の“すべて”にしないこと。
妊活は最優先だけど、それだけが自分のすべてじゃない。

自分を見つめ直すこと、妊活以外の拠り所を持つこと。
私にとっては、それが日記やブログを書くこと。

文字にすることで、「あ、私頑張ってるんだな」と少しだけ客観視できる。

そして、心のざわつきから少し距離を取る。
SNSは見ない、人混みにも行かない。
人の少ない静かな場所を歩いたり、
何も考えずにドラマを見るだけで、少しずつ呼吸が整っていく。


最後に:今の気持ちに正直でいたいから

「真剣に考えるべきこと」と「考えすぎないこと」のバランスって、本当に難しい。
「自分がどうしたいのか」が分からなくなるときもある。

でもきっと、そこに向き合っていくことこそが、妊活のためというより、
**「自分の人生のため」**なのかもしれない。

妊活は2人の問題。
だけど、相手に求めても、自分の思うようには動かせないことがある。
だからこそ、自分自身の気持ちと向き合うことが、
妊活だけでなく、これからの人生を豊かにすることにつながっていくと信じたい。

私はこれからも、
「自分」を見つめながら、
「自分に正直に」、「自分が幸せだと思えること」を選んで、
心の拠り所を持って、穏やかに生きていきたいなと思います。

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